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Yoshiaki-FigLeavesのブログ

組織/アプリ/テクノロジーについて書いてきます!

【学歴社会】家庭環境と知能指数の相関性

時事 社会

学歴社会批判

学歴社会とは、人間の社会的地位や収入さらには評価までもが学歴によって決められるという社会のことである。学歴による出世や賃金の格差、世間の見る目の格差などが決まるような世界です。

 

で、この学歴の話をすると、特に人材系の会社の人が騒ぎ出します。「学歴社会を作ったリクルートはぶっ壊さないといけない」とかそんな感じです。

 

個人的には思っています。大企業からすれば非常に効率的にリクルーティングが出来ます。当たり前ですが、旧帝大早慶、MARCHクラスに入るにはそれなりの地頭もしくは努力が必要です。それができる人材って目に見える価値が既にあるよねって話になります。

 

100人採用するような企業には多くの応募が来るので、そもそものエントリー段階で絞るのは効率的で自然な方向のように思います。

 

「脳力」と学歴

 

ちょっと話の視点をずらしていきましょう。

「人の人生は親が大きく影響する」というのはよく言われる論で、学歴と親の年収には相関性があります。

 

ちょっと古いデータですが、世帯収入と子供の学力の相関性を出したデータです。国語と算数の学力において、明らかに年収が高ければ高いほど、学力もあがっていく、というものです。

 

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経済的な地位は明らかに地頭、特に脳処理のスペックに関連していると思います。学歴というよりもメタ認知力だと思っています。メタ認知ができる人間は、インプットを怠りませんし、自分のアウトプットの社会的な位置づけを客観的に認知する事ができます。

 

という事で、より科学的見地からみていきましょう。Natureの記事で脳構造と教育および世帯収入に関するものを見つけました。

 

要約すると下記のような通りです。

 

アメリカの研究者らは脳構造、世帯収入、親の教育の関係を、3歳から20歳までの子供や青年1100人を対象に調べた。

その方法は、祖先から受け継いだ潜在的な脳構造の違いを被験者からDNA試料を集めて比較をしていくものである。

その結果、親の教育と世帯収入両者の増加は、言語や読解力、空間認知等に関わる脳の表面領域の増加と関連することが分かった。ただし、世帯収入は親の教育よりも強く脳表面領域との正の相関を示す。

http://www.nature.com/neuro/journal/v18/n5/full/nn.3983.html

 

 

つまり、脳のスペックは教育よりも、世帯収入に強い相関を受ける事が分かっています。先にも述べたように学歴で人を切る大企業というのがしばしば批判の対象になりますが、脳科学的なアプローチからしてもやはり妥当な選択となるでしょう。

 

また、他国と比べれば学歴採用は非常に緩やかで、学歴を重んじるような傾向も弱いと言えましょう。日本人は生来競争を嫌っていますからね。

 

アメリカや韓国の超学歴社会や、インドの階級社会と比べたらかなりマシだと思いますし、そもそも学歴を重んじる事は大きな組織にとっては重要です。

 

問題となるのはどちらかというと大学の仕組みで、大学自体が「頭の良い人」を勉学的な観点でしか見てない事こそが問題だと思います。

 

大学受験は勉強したもん勝ちで、インタビューも何もない。これから日本が本当にグローバルで戦える学生を育てたいと思うなら、大学が変わるかしかいない。