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Yoshiaki-FigLeavesのブログ

組織/アプリ/テクノロジーについて書いてきます!

テクノロジーの進化と変化のスピードについて

時事 社会

昨日は久しぶり「ビジネスモデル分析術」という本を読み返しました。内容としたはビジネスモデルが似通っているようでまったく違う会社のビジネスモデルを分析しているような本です。

f:id:Yoshiaki-FigLeaves:20150718174319j:plainwww.amazon.co.jp

 

Amazon楽天

 

例えば、Amazon楽天です。

Amazon楽天の大きな違いは「販売」か「モール」か、の違いです。利益率を見ると歴然なんですが、Amazonは主にAmazonが販売しているので、明らかに利益率は下がります。逆に楽天は店舗からの出店料がかかり、かつ、店舗からの広告費でマネタイズを図っているので、高い利益率を誇っています。

 

さらに、戦略的にも自社開発の先行投資型のAmazonに対して、M&A戦略をメインとしている楽天。顧客発想を中心に据えたAmazonと株主発想を中心に据えた楽天では経営スタイルもビジネスモデルもまったく違う形になります。

 

Amazonは自社サービスに投資をしていきます。クラウド事業であるAWSAmazon Web Service)やワンクリック決済、「Fire Phone」、Amazon Dash、Amazon Prime AirAmazon Prime Airなどなど。

 

中心にあるのは顧客へのサービスで、社会的なインパクトを与えることに重きを置いているように思えます。

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一方で楽天は「イーバンク」「Kobo」「LinkShare」「Viber」「OverDrive」などなど、多数の買収を繰り返し、事業を多角化しています。かつ、スーパーポイントによる、いわゆる「楽天経済圏」を創り出し、盤石な経営基盤を築いています。

 

このモデルは驚異的で、シナジーの高い多角化と買収戦略によって経営効率を高めています。特に金融ビジネスは楽天のビジネスの特徴で、ネット決済系やクレカ系のビジネスが強いですね。

 

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両者とも、事業創出と買収という違う形ではあれ、時代の変化への対応を実施しているように感じました。

そこで今日は、変化への対応の重要性について書いていきたいと思っています。

 

変化の歴史

 

音楽業界の変化

 

変化の歴史を語る上で、よく引用されるのは音楽です。音楽業界の変化がこれだけセンシティブに語られているのは、

jaykogami.com

1983年、この時はLPやカセットで音楽を聴いていました。

1984年にはMacintoshが出来てきたりしてますね。その頃のMacintoshはこちらです。

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これが今やMacBookに進化してますからね。驚きです。

 

で、音楽に目を戻しますと、1983年はカセットとLP/EPが半々といった感じでした。

 

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2000年になってくると、大きく状況は変化しています。17年ほどかけて、CDがカセットやLPを駆逐していきました。

 

2000年には、なんと92%がCDですからね。

日本の場合はMDが主流でしたね。小さい頃MDを5枚持ち歩いていたような頃を思い出すと、不思議な感じがしますね。

2001年にはiPodが誕生。音楽シーンの変化は徐々に変化していきました。

 

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2002年に定額制のストリーミングサービスが生まれ、2007年にYoutubeが誕生し、2008年にはSportify。インターネットが音楽業界を大きく変えてしまいました。

 

2013年にはもはやダウンロードが当たり前。2013年は特にストリーミングのSportifyが急激に売り上げを伸ばし、iTunesを引き離しました。そうなってくると、ストリーミング系サービスに移行しよう、となるわけです。

 

下記が2013年です。

 

 

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日本ではドコモが提供する「dヒッツ」、KDDIが提供する「うたパス」ソフトバンクにはUULAなどのストリーミング系やがありました。

 

現在はストリーミングサービスがきていて、サイバーエージェントとエイベックスが共同出資した「AWA」、LINEなど3社が共同出資した「LINE MUSIC」、米Appleの「Apple MUSIC」などが市場を盛り上げています。

 

 

テクノロジーの進化による変化のスピード

 

 

テクノロジーが進化し、世の中は急速に変化してきました。そして、その変化が浸透していくスピードは驚くほど早くなってきています。

Are Smart Phones Spreading Faster than Any Technology in Human History?によると、テクノロジーの進化とそれが広がっていくスピードがどんどん早くなっているとのこと。

 

www.technologyreview.com

 

例としてあげているのが「コミュニケーションのガジェット」です。

 

この調査では、人口の10%にその機器が浸透していくまでの年数を出しています。ちなみに調査はアメリカでの調査となります。

 

例えば、電話は人口の10%に達するのに25年もかかっています。テレビや携帯も10年程度かかっていて、スマホは7年程度かかっています。

 

ところが、スマホは7年程度タブレットはたったの3年。

スマホからタブレットは似たガジェットであるので、まぁそれはそうでしょ、といったところですが、コストの問題を解決できていることと格差が減少してきたことで、浸透の速さが大きく変化してきました。

 

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こちらが10%から40%に引きあがっていく年数。電話はなんと、39年もかかっています。驚きですね。ネットは5年、テレビやスマホは3年程度で流れがきました。

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テクノロジーの進化、格差の縮小、インターネット社会による情報公開によって、変化のスピードは指数関数的にあがっていきます。

 

日本は特に1億総中流で、アメリカで流行したものを持ち込む、というスタイルなので、こういった傾向は強いように思えます。

 

頭がいい者よりも変化に対応する者が生き残る

 

変化のスピードが早くなってくると、意思決定能力が経営において最も重大なものになります。つまり、頭がいいことよりも、変化を察知して迅速に行動できるかが大事です。徳に行動力は大事で、多くの企業は実装に時間をかけすぎています。

 

ソニーパナソニック、シャープは時代の変化に対応できず、大きく赤字。ソニーVAIOはその輝かしき過去にしがみついた結果、「改善」はしても「革命」を起こすことはできなかった。テレビ事業は赤字が続き、切ることもしなかったのが大きな要因です。

 

ソニーの社員も経営陣も頭はいいのでしょう。優秀だとも思います。が、意思決定能力が弱かったのだと思います。

 

変化している環境で、柔軟に対応できる者が勝っていける。どの企業も胸に刻まないといけないと思います。